ドライフラワーへの移行:タイミングと乾燥の方法
著者:中島 葉子 — 主宰、
フレッシュフラワーをドライに変えるための具体的な手順
ドライフラワーを作るとき、最もよくある失敗は移行のタイミングが遅れることです。花が完全に開き切った後では、乾燥の過程で花びらが散りやすくなります。アトリエのワークショップで毎回伝えている手順を、ここにまとめます。
移行のタイミング:7割から8割開いた状態で
花が7割から8割開いた状態が、ドライへの移行に最も適しています。この段階では花びらがまだ張りを持っており、乾燥の過程で形が保たれやすくなります。バラ、ラナンキュラス、ピオニーはこの判断が特に重要です。
吊り下げ乾燥の手順
茎を束ねて輪ゴムで固定し、逆さに吊るします。束ねる本数は5本から7本程度が目安です。多すぎると内側の花材に空気が当たらず、乾燥が不均一になります。
吊るす場所は風通しの良い日陰が基本です。直射日光は色を急速に褪せさせます。乾燥にかかる時間は花材によって異なります。バラで2週間から3週間、スターチスやカスミソウは1週間程度、パンパスグラスは10日から2週間が目安です。
- バラ:2〜3週間
- スターチス:約1週間
- カスミソウ:約1週間
- パンパスグラス:10〜14日
- ラナンキュラス:2〜3週間
乾燥完了の確認方法
茎を軽く曲げてみることで確認できます。パキッと折れる感触があれば、乾燥が十分です。しなる場合はもう少し時間が必要です。花びらを指で軽く触れてみて、紙のような質感になっていれば完成です。
ドライになった後は、構成を少し変えることで新しい作品として楽しめます。フレッシュとドライを組み合わせた花束は、秋冬のワークショップで毎回試みています。